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2020-08

さよならだけが人生なら、僕ら詩を書く必要はない


どうも、前々期の幹事長を務めておりました、しのいづかです。

このたびは卒業を迎えまして、詩人会の方も晴れて追われる身と相成りました。
これまで、幹事長としても一人の部員としても、至らぬところが多々ありサークルには随分迷惑をかけたことと思います。そんな中で倦まずに支えてくれた皆には本当に感謝しかありません。一人ではできるできない以前に、そもそもやろうともしなかったことが、皆とならできました。
自己満足と言われてしまえばそれまでなのでしょうが、それでも自分たちの力でひとつのものを作っていくのはとても楽しかった。無論辛いことや苦しいこともたくさんあり、反省や後悔は未だ尽きません。けれど、懐かしむにはまだ早い段にしても、今は充足した日々の感慨が強く残っています。

逆境にもめげず詩人会を盛り立て何よりも楽しむ姿を見せてくれた先輩方、僕の作品に対して厳しい批評の目を注いでくれまた愛してもくれた同期の友人たち、どちらが甘えているのか甘えられているのか分からない、頼ってばかりだった後輩諸氏、このご時世に詩をやりたいと願う繊細で大胆な精神の持ち主たち。本当に力強く愉快な人たちとやってこれたこと、この上ない幸運として生涯胸に刻みます。
詩人らしくもないありきたりな言葉ではありますが、「有難う」を言わせてください。

「さよならだけが人生だ」なんて言われなくてもわかっている。
だけどもし本当にそれだけだったなら、僕らがわざわざ詩を書く必要もない。
別れなんて実際曖昧なもので、死すら完全に分かつことは難しい、のではないか。
とはいえそこにある惜別の感情が嘘だと思わないし、二度と会うこともないのかもしれない。だけど、それでも。

過去はこちらを引きずり込むこともあるけど、時に寄る辺として近づいてもくる。
昨日と同じような明日を淡々と生きるなかで、喪われるものなど何もない、すべて噛み締めるだけだ。

別離の果てにまた運よくお会いすることができたなら、その時はゆっくりと積もる話でもいたしましょう。

最後になりますが、これまで文フリ等で詩人会を見つけてくれ、声を掛けていただいたり詩を読んでくれたりした多くの方々へ、改めて御礼申し上げます。今度ともどうか詩人会をよろしくお願い致します。

詩人会がこれからも、詩を求める人々のための避難場所であることを願って。


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卒業生からの伝言③三好二葉

合評会とか朗読会とか早稲田詩人とかカラオケ会とか合作詩とかありがとうございました。これからも、お邪魔でなければ、暇なときとか、でしゃばらないので、もしよければ、にぎやかしに行かせてください。よろ!!
三好二葉

卒業生からの伝言②日下鄙

 この1か月程、今迄にないくらいに「おめでとう」と言われた。就職おめでとう、引越おめでとう、そして卒業おめでとう、と。親しい友人からの祝福は、この上なく嬉しく思う。しかしその「めでたさ」に、私自身は付いていけていなかった。

 大きな節目を前にして、別れや喪失にばかり気を取られていた。部室やカフェや居酒屋で紡いだ2年半分の言葉は、余りにも多過ぎた。私は長らく人に何かを伝えたいとは思わなかったし、伝えようともしなかった。それでも詩という表現を通して、他者との相互的な関係に希望を持ちたかった。

 私の詩に表出していたであろう不安・嫉妬・葛藤その他諸々の醜さを、受け入れ/突き放し/許してくれた詩人達は、時には私よりも私のことに的確で、彼等は今後何にも代替されることがないだろう。思いもかけず、かけがえのなさというものに触れてしまったように思う。

 卒コンを終え、手元には卒業記念号が残った。名残惜しさと少しの遊び心で作り始めたこの冊子は、出来上がってみると思っていたより厚みがあった。私は事ある毎に詩を書いてきたが、それは詩という作品の形式を取っていれば、私にも感情や思想を持つことが許される気がしたからだ。だからこの記念号は私の4年間を全て思い出させるものであり、写真などよりも直接的に私である。更に前幹事長が丁寧な解説を加えてくれたお陰で、詩人会という場の存在を感じることができるものになった。多分一生手放すことはないだろう。

 「めでたさ」に付いていけなかったのは、他者とのこういった関係性の喪失を恐れたからだった。しかしこの変化は、喪失ではなく解体に過ぎない。勿論、雨晒しにしておけば削られ穿たれ消えてしまう。だがそうはしたくない。解体されたものは再構築できる。それは以前より単純で、そのぶん強固かもしれない。それはとてもめでたいことだ。今は漸く祝福の言葉を受け入れることができている。

 詩人会の皆様、それから忙しい中わざわざ卒コンに参加してくれた後輩・友人に感謝しています。ありがとうございました。


日下鄙

卒業生からの伝言①乃木いずみ

ご無沙汰しています。2代前の幹事長、乃木いずみです。
先日早稲田大学を卒業し、昨日は追い出しコンパも開いてもらい、いよいよ学生生活も終わりなのか…と感慨にふけっているところです。

さて現幹事長の安城くんから「記念に何か書いて下さいよ」と言われたのですが、何を書いたものでしょう。
「詩人会と僕の4年間」と銘打ってつらつらとこれまでを振り返ってみることにします。

・・・・・★

僕が詩人会に加入したのは入学直後、2010年4月ですがこの当時の活動はないに等しいという状況でした。
とにもかくにも人がいない。その過疎っぷりはどこのサークルがやったのか「曜日指定部室」(この場合は「単独で部室を保持する権利を剥奪されても仕方がないぞお前ら」という意味合いだったと思います)のパネルをドアに張り付けられてしまうありさまでした。
現在も相変わらず人員不足に安城くん以下詩人会一同頭を悩ませていますが、それでも部室に人が寄り付かないということにはなっていません。これは大きな進歩だなと思います。

そして、活動水準も見違えるほどに向上しました。
会誌『早稲田詩人』は28、28.5、29、30、卒業記念号と編集に関わってきましたが、見比べてみると会員の筆力が上がったなと実感します。これは在来の会員とその時々の新入生とが切磋琢磨した結果でしょう。編集を立城くんに引き継いだ31、32もさらにクオリティが上がっており、むしろここに僕の作品があってよいのかとさえ思ってしまいます。
この水準を当初から維持できていれば現役の詩人ひとりを繋ぎとめておくこともできたのでしょうが、残念ながらそんなことを正面切って言えるほど僕の実力はないのでした(ようやく他の会員に追いつきつつありますが)。

そんな、現在ある詩人会をかたち作ったのは会員のみんなに他なりません。
誰ひとり欠けてもこの姿にはならなかったでしょう。
その中には、止まっていた時計が動き出した、その前に籍を置いていた人も含まれています。
彼/彼女たちが枠組みを維持していなければ、そもそも再始動などありえなかったのですから。

この場を借りて、その全員にお礼の言葉を述べたいと思います。
本当にありがとうございました。

・・・・・★

詩人会は「詩」という小さなジャンルに根を張って活動しています。
ライトノベルや電子書籍など新しい形態が散見される文学・出版界において「詩」はメインストリームではないですし、あるいは時代から取り残された存在なのかもしれません。
ですが、ここにいる人たちはそんな「詩」に自分たちの形で気ままに関わっています。

願わくば、そういう人がひとりでも増えますように。
どんな方法であっても、もしあなたが「詩」になんらかの興味を抱いているのなら詩人会はあなたを歓迎します。

それではまた、いつかどこかで。

2014年3月28日(29日訂補)
乃木いずみ

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
気づいたら2014年が始まって一週間が過ぎていました…安城です。

短かった冬休みも1月5日で終わり、うちの大学も昨日から授業が再開しました。
と言っても、期末のレポートやら試験やらに追われて、
詩人会はまだ当分冬ごもりの状態が続くんですけどね。
そういえば、お正月のモチーフが出てくる詩ってあんまり見たことないですね。
獅子舞、とか門松、とか鏡餅、とかって現代詩と相性悪いんでしょうか。やっぱり。

のんびりやっているこのサークルですが、春ごろにはまた動き出して
新刊『早稲田詩人32』を発行する予定ですので、今年も生暖かい目で見守ってやってくださいね。
本年も詩人会をよろしくお願いいたします。
2014年が皆さんにとって良い年になりますように。

ではでは。

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