朗読会#4
さる10/5㈯、今年度四回目の朗読会が行われました。
ちょっと告知が遅くなったためか三名しか参加できませんでしたが、
三人とも気色の違うものを持ってきたので色々読めて、人数の少ない分
わりと自由に、充実した時間を過ごせたと思います。
今回各自が持ってきた作品は以下のようになります。
・小長谷清実「引用の散歩」
・蜂飼耳「腕を駆けてくる狼」
・平田俊子「じゃあまた今夜、いつもの墓地で、」
小長谷清実の「引用の散歩」は、タイトルからもわかるように、
そのほとんどが引用(花田英三の『東京夢現百景』から)成っている一風変わった作品です。
一冊の詩集をほぼまるまる一篇の詩に収めるという試みは詩に妙な拡がりが生まれて面白く
声に出すと、本当に各地を巡っていく「散歩」という感じを出すことができました。
蜂飼耳はつい最近現代詩文庫のほうから詩集を出されましたが
「腕を駆けてくる狼」もそこに収めらています。
(というより表紙や見開きにデザインとしてその一部が用いられています)
一見すると静寂が漂っていてすっと入ってくるような感じもするのですが、
しかし深く足を踏み入れようとするといかにも捉えがたく
声に出してみても雰囲気が完成されていて、人によって変化を出しにくいように感じられました。
平田俊子の「じゃあまた今夜、いつもの墓地で、」はドロドロとした、激しい
ある意味で「女らしさ」のようなものを出している作品だと思いますが、
鬼気迫る感じが何とも格好よく(タイトルが既に格好いい)、一読しただけで鳥肌が立ちました。
また読み手によっても雰囲気に違いが出て、その違いを感じるのはとても面白いことでした。
さて、今回作品数が少なかったのでだらだらと感想みたいなものを書き連ねましたが、
詩人会では次の文フリに新刊を出すべく奮闘中です。
次の朗読会は恐らく文フリの後になるでしょう。
それでは、また。
ちょっと告知が遅くなったためか三名しか参加できませんでしたが、
三人とも気色の違うものを持ってきたので色々読めて、人数の少ない分
わりと自由に、充実した時間を過ごせたと思います。
今回各自が持ってきた作品は以下のようになります。
・小長谷清実「引用の散歩」
・蜂飼耳「腕を駆けてくる狼」
・平田俊子「じゃあまた今夜、いつもの墓地で、」
小長谷清実の「引用の散歩」は、タイトルからもわかるように、
そのほとんどが引用(花田英三の『東京夢現百景』から)成っている一風変わった作品です。
一冊の詩集をほぼまるまる一篇の詩に収めるという試みは詩に妙な拡がりが生まれて面白く
声に出すと、本当に各地を巡っていく「散歩」という感じを出すことができました。
蜂飼耳はつい最近現代詩文庫のほうから詩集を出されましたが
「腕を駆けてくる狼」もそこに収めらています。
(というより表紙や見開きにデザインとしてその一部が用いられています)
一見すると静寂が漂っていてすっと入ってくるような感じもするのですが、
しかし深く足を踏み入れようとするといかにも捉えがたく
声に出してみても雰囲気が完成されていて、人によって変化を出しにくいように感じられました。
平田俊子の「じゃあまた今夜、いつもの墓地で、」はドロドロとした、激しい
ある意味で「女らしさ」のようなものを出している作品だと思いますが、
鬼気迫る感じが何とも格好よく(タイトルが既に格好いい)、一読しただけで鳥肌が立ちました。
また読み手によっても雰囲気に違いが出て、その違いを感じるのはとても面白いことでした。
さて、今回作品数が少なかったのでだらだらと感想みたいなものを書き連ねましたが、
詩人会では次の文フリに新刊を出すべく奮闘中です。
次の朗読会は恐らく文フリの後になるでしょう。
それでは、また。
スポンサーサイト